株式会社愛研 環境保全事業
モキ製作所の薪ストーブ 普及販売】

モキ製作所薪ストーブ生活イメージ

薪ストーブは私達を幸せにしたか〜K様ご夫妻の実際のご感想

【導入事例〜K様邸物語】〜その7〜

物語の本当のエピローグ――K様ご夫妻の実際のご感想

「薪ストーブを設置して1ヶ月使ってみた率直な感想を夫婦の双方で書かせていただきます。」

K様ご夫妻から提出いただいた、このように始まる、A4で2枚のワープロ打ちの「感想文」。体裁も含めて、原文そのまま、脱字を1箇所修正し、改行については空行を追加することに統一しただけとして、以下、掲載します。

なお、奥様からのご感想の中で、家族で薪を調達に行くくだりがありますが、これは本事業提携先である犬山里山学センターでの一コマであったことだけ、本事業担当者として、申し添えさせていただきます。

夫の感想

私の家は1階の空間を広くとってある上、階段部分とのドアがなく、2階から冷気が降りてくるため、ストーブをがんがんに焚かないと寒く感じました。そのため昨年2つの石油ストーブを1階で使用したところ、ある程度は暖かく過ごすことはできましたが、玄関や窓枠の結露が酷く、カビの大発生に悩まされました。空気を暖めるエアコンによる暖房は、遠赤外線による暖房とは体感が異なり、好きになれませんでした。このあたりは個人の好みによるところが大きいと思います。

薪ストーブは「結露しにくい」、「遠赤外線により家全体が暖かくなる」「料理がおいしい」という噂?から興味を持ち、紆余曲折はありましたが、結果的に設置することになりました。

薪ストーブは体の芯から温まる感じがします。機種により出力が決まっている石油ストーブとは異なり、今回購入した機種は燃やし方によりハイカロリーでの運転も可能なため1階全体が暖かくなります。2階部分も1階ほどではありませんが、かなり暖かいと思います。家の中の空気も適度に乾燥し結露も昨年に比べれば大幅に少ないです。またピアノがあるのですが、調律士の方に「ピアノが乾燥して良い状態です。欧州のピアノのような音がするようになった」と言われました。

料理についてはおいしいことは間違いないと思います。青菜を湯がいたり、うどんやパスタをゆでたりする際に、ガスの消費量を気にすることなく、大量に沸かしたお湯で調理できることもあると思います。購入した機種は複数の鍋を置くことができるので、朝食の準備などは、ガスレンジをほとんど使用せずに作れています。

薪ストーブで暖房の効率があがるよう、上手に燃やすためには空気の微調整が重要ですが、導入した機種は空気調整弁が1つだけのシンプルな構造ですので、この点は使いやすいと思います。

薪ストーブは、ボタンひとつで冷暖房ができるデジタルな暖房器具ではなく、自分の感覚で微調整をする必要があるアナログな装置です。着火時に失敗すると煙が家中に充満し、換気をする羽目になり、家の中の暖かい空気を外に逃してしまうこともあります。慣れないうちは、着火時を中心に思った以上に煙突から煙や臭いが発生しました。特に着火が上手く行かないと煙や臭いが通常より多く発生し、近隣の住宅から苦情がこないか心配になりましたが、上達するにつれて発生は抑えられるようになっていると思います。

現在、何でもスイッチひとつのデジタルで済んでしまうことが多くなっている生活の中で、自分の感覚で上手く燃やすこともできれば失敗することもある、このようなアナログチックなことに面白みを感じることができる人は薪ストーブに向いているのではと思います。

今の子供たちは火に接する機会が少ないと思います。家の中に薪ストーブがあるということは、他の安全な暖房器具に比べ火傷をすることもあるかもしれませんが、毎日危険なものである火に接することができるのは良いのではないかと思っています。我が家の子供は薪を入れたり着火することが好きです。(語弊はありますが)火遊び?は楽しいものです。同時に怖いものです。エアコンでは得ることのできない経験だと思います。

薪ストーブは手間のかかる暖房器具ですが、この暖房の質には代えられないと思っております。我が家の冬にはなくてはならない暖房器具となりました。末永く使っていきたいと思っております。

妻の感想

薪ストーブで温まった体は冷え知らずです。

就寝時、寝室は暖房していなくても、布団に入った時にゾクッとするような冷たさは感じません。足先もほかほかなので毎年愛用していた湯たんぽは出番がありません。お湯は薪ストーブの上でふんだんに沸いているというのに!

毎年のように年末年始にひいていた風邪も、今年は大丈夫でした。私だけでなく、家族もみんな元気です。

朝の焚付けは心配でしたが、毎朝気楽に続いています。家の気密性が高いので、少し窓を開けて風の通り道を作ってやると、黒煙の逆流が防げることもわかりました。燃えやすい太い木、細い木、ダンボール、新聞紙を持ちこんで、作業開始。新聞紙を丸めて窓の煤を落とし、炉内に入れます。ダンボールを折ってそれにかぶせて細い木をダンボールの上で組みます。そこで新聞紙に点火します。緑や青の綺麗な炎を見ているうちにダンボールに火がつき一気に燃え上がります。そうしたら太い木を入れて、安定した大きな炎を育てます。空気を絞って、やかんと味噌汁の鍋を上に乗せて終了。思った通りにいくと朝から満足感でいっぱいになります。

朝の支度は薪ストーブの天板の上でやっています。お湯を沸かし、味噌汁を作る。ガスコンロはほとんど使いません。暖かい室内で体操をして朝食をとり、家族が出かけてしまうと、そろそろお楽しみの登場です。・・・サツマイモ

燠火を見計らい、20〜30分くらいをめどに炉内にそのまま入れておきます。時々様子を見てくるりと動かしておきます。焼き芋の出来を確認して、一本カバンに忍ばせて出勤します。車内で冷えた手を焼き芋が温めてくれる、まるでカイロのよう。仕事帰りに焼き芋を頬張り、その甘さと食感を味わうと、薪ストーブを選んでよかったなとしみじみ思います。焼き芋は子供達にも大人気で、おやつに出すと喜びます。

鉄には鉄の鍋がよく合います。ちょっと重いので週末に煮込み料理に使うくらいだったフランス製の鉄鍋はほぼ毎日のように天板の上でコトコト音を立てています。以前はオーブンレンジで長時間かけて煮込んでいましたが、温まりながら鍋から聞こえる音を聞くことがこんなに満ち足りた気持ちにしてくれるなんて、想像以上でした。時々パチンとはぜる音がするのもそのあとの静けさが強調されて素敵です。出来上がった料理はとっても美味しくなっています。

夫が自作した薪置き場を眺めるのが好きです。屋根がついていて太さで分けて置いてあります。いろんな肌のいろんな色の木は見ていて飽きません。たくさん積んであると安心した、満ち足りた気持ちになります。

家族で薪を調達しに行った時は、薪の切り出し、薪割り、袋詰めを自然に分担して効率よく薪を手に入れられました。キャンプに行った時にも発揮できなかった団結力を実感しました。木彫りをされる方が木を触っていると気持ちが落ち着く、とおっしゃっていましたが、土いじりにも通じる安らぎを木からもらっています。

薪ストーブは思ったよりお世話がいる暖房です。いい火になったと思って安心していると、消えそうになっていたりします。

今はまだ思ったように火を操れないのですが、そのうちわかるようになりたいなと思っています。薪ストーブとのおつきあいはどこか人とのそれに似て、相手に合わせてのんびりゆったり、手をかけ、時間をかけていきたいと思います。

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