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モキ製作所の薪ストーブ 普及販売】

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ぽかぽか暖房を発生させるためには?

【ぽかぽか暖房の秘訣】〜その2〜

さまざまな暖房器具が遠赤外線の効果を宣伝する現代

遠赤外線は、炭火で焼いたものが美味しいということだけでなく、暖房器具の宣伝文句としてもよく使われます。使わないのはエアコンや温風ヒーターくらいで、特に本体が暖かくなる暖房器具は、あらゆるものが、遠赤外線による暖房効果を宣伝していると言っても過言ではありません。

宣伝文句として「身体がぽかぽか暖まる」などと盛んに言われる遠赤外線による暖房効果ですが、このあいまいな語感のためか、「遠赤外線の強さと量」については、一方、ほとんど言及されることがありません。

しかし、この「身体がぽかぽか暖まる」というのは、実際のところどのくらい暖まるのか、エアコンの性能がシビアに問われるように、本来、「遠赤外線の強さと量」として数値化しても良さそうなものです。ところがそれがないために、例えば、高気密・高断熱の住宅でもないのに「温風を出さない理想的な暖房」という触れ込みでラジエーターフィン形式のオイルヒーターを買ってしまい、あまりの暖まらなさに愕然としたした方は少なくないと思います。

遠赤外線による暖房効果を期待するのであれば、遠赤外線の強さと量の原理について学び、適切な暖房器具を選択する必要があるのではないでしょうか。

遠赤外線の強さは単純に予測できる

基本的な知識として持っておくと良いのは「発熱体の温度が高くなるほど、そこから出る遠赤外線の強さが急速に増していく」という考え方です。

これは、シュテファン・ボルツマンの法則という物理法則で、理想的な「黒体」という物体から放射される遠赤外線を含む「全放射エネルギー」は、黒体の絶対温度の4乗に比例するというものです。実際の例で計算すると、表面温度30℃(絶対温度303K)の床暖房の表面と表面温度330℃(603K)のストーブ表面を比較すると、絶対温度は約2倍ですが、発生するエネルギーは約16倍になります。全放射エネルギーの中で遠赤外線の占める割合が温度によって違うために、遠赤外線の増え方はこれよりは少ないですが、遠赤外線を発生させるという暖房器具本体の温度が高ければ高いほど、実際に発生する遠赤外線が強いということは単純で強力な知識です。

よって、ぽかぽか暖房を発生させるためには、より温度の高い暖房器具が有利ということになります。

最強のぽかぽか暖房を得るには

もう一つ大切なことは、遠赤外線の正体は本体表面から放射される光(電磁波)であるため、暖房したい方向の表面積が大きいほど、遠赤外線の量が増えてぽかぽかした暖房になるということです。電気ヒーターでは、強い遠赤外線が出ても表面積が小さいので、どうしても一部だけが熱くなるという状態になるのに対し、床暖房だと低温でも表面積がとても大きいことで多量の遠赤外線が発生するので、ぽかぽか感があります。したがって大きな装置本体の全体が高温で発熱するような暖房器具が、最強のぽかぽか暖房を得るための条件と言えます。

装置本体の全体が高温で発熱する暖房器具として馴染みがあるのは、かつては学校の教室などによく置かれていた「対流型」と言われる円筒形の灯油ストーブです。遠赤外線を一応全周に放射しますが、灯油が「燃焼筒」というごく限られた部位だけで燃えて対流によって上を暖めるので、最も強い遠赤外線も、一番熱くなっている天板から上方向に放射されてしまいます。それに比べると薪ストーブは、燃焼している部分がとても大きく、分厚い鉄で作られた装置全体が熱くなるために、側面からも遠赤外線が多く放出され、最強のぽかぽか暖房の発生装置と言えます。

そして、本体の表面温度が高いほど強い遠赤外線が放射される原理から、表面温度が250℃程度の鋳物製ストーブと、表面温度を500℃まで上げれるモキ製作所の鋼板製薪ストーブを比較すると、後者の方が「最強のぽかぽか暖房」ということになります。具体的には、そこから発せられる遠赤外線の強さは本体表面温度250℃の一般的な鋳物製薪ストーブの4倍以上にもなり、実際、鋳物製薪ストーブでは「重要」とされるガラス窓も暖房上は何も必要ないことになります。

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