株式会社愛研 環境保全事業
モキ製作所の薪ストーブ 普及販売】

モキ製作所薪ストーブ生活イメージ

【実録2016年11月13日】薪ってどんなふうに置いてあるの?〜薪ストーブのある暮らしレポート〜

【現実の諸問題】〜その7〜

皆さんが、まず心配されること「薪ってどうするの??」

薪ストーブは良さそうだけど、薪って……という悩みは、実際にやられたことがない限り、皆さんおっしゃいます。灯油のように、どこにでも売っているわけではないし、ホームセンターで売っているのを見たら、束になってて600円とか「炭より高いんじゃない??」と、そりゃ、心配になりますよね……

私どもは、普及事業ですので、「薪の問題」も含めて「誰でも安心して楽しく使って頂ける薪ストーブ」を目指してまして、冒頭写真の薪は、これで600円でお買い求め頂けるのですが(ちなみに私どもの手元には一円も入りません(笑))、じゃあ、そうして購入した場合は、現実問題、光熱費ってどうなるの?という大切なことについてはこちらのブログ投稿に簡単にまとめておきましたが……

実際、今のところ、私どものお客様は、というか、私も含めてですが、何でも燃やせるモキ製作所の薪ストーブを手に入れてしまったら、もう「薪を買う」なんて出来るだけ最小限にして、タダで手に入るモノで、薪にできるものがないかと、ひたすらチャンスを伺うようになってしまうわけです。思わず(笑)

タダは無理にしても、例えば、それこそ「原木」として入手してしまえば、あとはそれを「薪」の状態まで、自分自身で、普通はご自宅の庭などで「切る」、「割る」、「乾かす」が出来れば、冒頭のような薪を購入するよりもずっと安く、薪ストーブを楽しむことができるわけです。

じゃあ、それで、いかに大量に、安く、薪を入手するかということで血道を上げるのが、由緒正しい薪ストーブユーザーなわけですが……私なんかは、その「道」からは、おそらく外れております。

それは、普通の薪ストーブに比べて、モキ製作所の薪ストーブの薪の消費量(使用量)は、ずっと少ないからでして……鋳物系の薪ストーブユーザーの皆さんが、必死になっているのを横目に、たぶん、かなり気楽にやっています。具体的には以下のような感じ。

……こうやって、改めて書くと、私は、いわゆる「薪ストーブ愛好者」にあるまじき、いい加減さというか、やる気(ロマン?)の無さなのですが……まあ、その方がご参考になるということもあるかな?と、ここに恥も外聞もなく、「実際のところ」を示していくのです(笑)

ただ、何度も言いますが、これはモキMD80Uならではの事例であり、例えば本体として鋳物製の薪ストーブを選択すると、薪の消費量(使用量)は、同等の暖かさを得るのに倍以上必要になりますし、薪の種類にも相当気を付ける必要がありますので、ここに示すような「いい加減さ」では、絶対に運用不可能であることを、最初に「大切なこと」として申し添えておきます。

シーズンインまでに貯め込んでおいた「燃やせる状態の薪」(19日後)

まず、我が家の、薪供給の動線です。当日の使用状態そのまんまです。ああ、恥ずかしい……えっと……薪ストーブはリビングの南側の窓際にあるので、窓を開けると、そこに、昔何かで使っていたスチールの棚があって、部屋の中から手を伸ばせば薪が取り込めるようになっています。もちろん、寒いと窓開けるの嫌ですから、あと、細かい焚付けは棚に置けないので、一定量が部屋の中に備蓄されています。

薪供給の動線としてメインになる、このリビング南側の窓際ですが、ここはベランダの軒下にあたり、もう、雨には濡らさないことを前提に(だから、ときには雨除けのシートを被せます)、さまざまな薪が「そのまま燃やせる形で」仕分けして置いてあります。

ちなみに、この仕分けが決定的に大切で、最低限、燃えやすい薪、温度が上がってから燃やした方が良い薪……など、燃やし手のセンスに依存しながら、「何でも燃やせる薪ストーブ生活」の実際の守備範囲を決めることになります。

リビングから離れたガレージの端っこにも、燃やせる薪が積んであります。ここは、ガレージの屋根の下ではありますが、雨が降れば濡れます。ですので、長期保管薪と申しますか、長期間置いておける薪、そしてそもそも、ただ置いてあるだけなので、並べやすい薪(40センチにカットされたもの)が置いてあります。今は、犬山里山学研究所から調達してきた森林整備の太い枝を主に積んであります。太さ的に中途半端で割れないので、温度が上がってから燃やす仕分けです。

あと、これ「薪」と言っていいのか……いや、この場合、薪ストーブというより「焼却炉」と言うべきかも。この時期、盛んに庭に落ちる落ち葉も、どんどん集めて燃やしてしまいます。熱量はあるし良く燃えますので暖かいですが、本当に一瞬で燃え尽きるし、一度に大量にくべることもできないので、薪ストーブの前に貼りついて、次々と炉の中に放り込んでやる「焼却炉感覚」です。手間ですが、一応、バイオマス資源の熱利用ということで、「無駄にしていない」という気持ち良さがあります!(笑)

以上が、今シーズンに入ってから19日経った現在の、基本的に毎朝毎晩、燃やしてきて、少し減った段階の薪の備蓄です。感覚としては、だいたい備蓄1立方メートルくらいでしょうか?我が家は1シーズン2立方メートルくらい使いますので、なくなってきたら薪を購入に走ると思います。今のところ調達コストはガソリン代や電気代を除いて実質ゼロ(犬山里山学研究所では、現段階では、サクラを除き、会員になることと、自分で切る・割るを条件に、無料で薪を調達できます)。今シーズンも(我が家としては)贅沢に暖房しながら、薪集めの「光熱費」(ガソリン代等込みで)は2万円以内に抑える予定です。

これから薪として加工する状態のもの

原木を調達にエンジンチェーンソー持って山まで走ったりとか、そんな気合の入った真似はできない「ものぐさな」我が家ですが、やっぱり暖房代を安くしたいとは常々思っていますので、「原木」は頂けるのなら是非下さい!!と、お友達の庭師さんにお願いして剪定で出た幹などを持って来てもらっています。お土産とか、時々持って行きますが、これは「コスト外」。人と人とのお付き合い、喜ぶ顔、「気は心」なのです(笑)

入手した原木は、我が家では、燃やし手(妻)の好みによって、「入る薪長さ」の40センチよりも短い長さで切り揃えてから、薪割り機で割ります。あっという間に割れてしまうので、ある程度貯めてから割ろうとして置いてあります。さきほどの「原木」を切ったら、これと一緒に割るつもりです。

割った薪は、我が家ではこのようにカーポートの上で風雨というか天日に晒しておきます。天候によりますが、経験上、これで2ヵ月も晒せば、薪として使用可能になります。この薪は自家製バイオマスで庭で12年生きて伐採されたカシの木。7月24日に干し始めたので、9月に回収するつもりだったのですが、今年のとんでもない野菜高騰につながった秋の長雨のせいで回収するタイミングを失って、その後も、自分の週末の予定と晴天が続くタイミングがなかなか合いません。

そして、我が家の裏庭などに、こうやって枯らしてある、自家製剪定枝。まだ他にも庭のあちこちにありますが、これは、もう乾いてポキポキ折れる状態のものです。これをカゴに入るくらいの長さに折って、家の中に運び入れます。手間というよりは、命を無駄なく、という気持ちからすれば、これもなかなか「楽しい」ものなのです。

以上が、今シーズンが始まって19日目の、我が家の薪準備の「実際」です。年が明けてしばらくした頃には、ここで写真に写っている薪がだいたい尽きてきて、買い出しに走るのが我が家のスタイル。いかがでしょう?結構、気楽なものだと思うのですが……ただ、我が家のような「自家生産」は、正直、庭をいつも美しくしておきたい、というご家庭には難しいかもしれませんね……買ってきた薪を、薪棚に綺麗に並べるか、ホントの原木を買ってきて切って割って大きな薪棚に長期間置くようにするか……

……ともあれ、要は、生活スタイル次第、工夫次第かと。全ては何らかの「トレードオフ」になるわけですが(我が家は、たぶん庭全体の美観とコスト(原材料受入応用性)とのトレードオフ)、普通のご家庭でも、必ず、なんとかなると思います。だって、一シーズン全体の消費量(使用量)、せいぜい2立方メートルとか、そんなのですから……「あ、なんとかなりそう」と、冬の幸せな暮らしを具体的にイメージする助けとなりましたら幸いです。

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